研修会等開催案内

令和5年度第2回いちご栽培研修会
~いちご100億円産地の実現を目指して~

目  的
 現在、宮城県では、みやぎ園芸特産振興戦略プランの園芸産出額倍増に向けて、いちご100億円産地の育成を目標としたいちご生産振興を進めています。
 このことから、プランの実現を目指していちごの栽培管理や病害虫管理のポイント及びいちご産地の生産動向や市場の情勢等について研修会を実施することで、次年産に向けたいちご生産振興のための一助とするものです。
主  催
宮城県(農業・園芸総合研究所、園芸推進課)
開催日時
令和6年2月2日(金)午1時から午後3時まで
開催場所
○メイン会場
   農業・園芸総合研究所 6階 講堂(名取市高舘川上字東金剛寺1)
○サテライト会場(メイン会場の研修内容をオンラインで中継します。)
   石巻会場:宮城県石巻合同庁舎 4階 東部地方振興事務所農業振興部 オープンラボ(石巻市あゆみ野5丁目7番地)
   亘理会場:みやぎ亘理農業協同組合 亘理山元いちご選果場(亘理町吉田字下新田29-1)
内  容
内容(説明者) 資料
これからの栽培管理等のポイントと新品種「みやぎi3号」について
(農業・園芸総合研究所 野菜部 イチゴチーム)
これからの栽培管理のポイントと新品種「みやぎi3号」について(6.00MB)
総合的防除管理技術のポイントについて
(農業・園芸総合研究所 園芸環境部 病害チーム・虫害チーム)
総合的防除管理技術のポイントについて-病害編-(2.87MB) 総合的病害虫管理技術のポイントについて~コナジラミ類・アザミウマ類~(2.57MB)
国内のいちご流通情勢について
(全国農業協同組合連合会宮城県本部 園芸・生産振興部)
「いちご」販売情報(167MB)
いちご生産振興の取り組みについて
(宮城県 農政部 園芸推進課 園芸振興班)
いちご100億円産地達成に向けたロードマップ(案)(1.14MB)
気候変動に適応した持続可能な農業技術の確立と社会実装技術について
(農業・園芸総合研究所 野菜部 イチゴチーム)
気候変動に適応した持続可能な農業技術の確立と社会実装技術について(1.95MB)
参集範囲
いちご生産者、関係JA職員、県関係機関担当者等
参考資料
問合せ先
宮城県農業・園芸総合研究所 企画調整部 企画調整チーム(電話:022-383-8118)

開催結果

 参加者は102名(会場参加者74名、WEB参加者28名)(参加申込ベース)でした。

 まず、「これからの栽培管理等のポイント」について、 宮城県農業・園芸総合研究所野菜部イチゴチームの鈴木技師が、農園研の栽培状況、冬・春の管理、親株の管理の説明を行い、種子繁殖型イチゴ試験について紹介しました。
その後、尾形研究員が、「みやぎi3号」、業務向け「にこにこベリー」の出荷について説明しました。

 次に、「総合的防除管理技術のポイント」について、 農業・園芸総合研究所園芸環境部の格井技師と関根上席主任研究員が説明を行いました。
病害については、本圃の重要病害として、うどんこ病、灰色かび病、萎黄病の対策、 虫害については、施設外からの害虫飛び込み、天敵を用いた新たな害虫(コナジラミ類、アザミウマ類)管理技術、光を用いた害虫管理の説明がありました。

 その後、全国農業協同組合連合会宮城県本部園芸・生産振興部園芸販売課の永澤氏から国内のいちご流通情勢として、昨年10月から今年1月までの販売状況の情報提供があり、 宮城県農政部園芸推進課園芸振興班の石原班長から、宮城県のいちご生産振興の取り組みについて情報提供がありました。

 最後に、農業・園芸総合研究所野菜部イチゴチームの尾形研究員から、気候変動に適応した持続可能な農業技術の確立と社会実装技術に関して、特にクラウン冷却現地試験についての説明があり、現地実証圃場の生産者であるJAみやぎ亘理いちご部会の小野氏から今作の概況等を紹介いただき、菊地研究員から本年度のクラウン冷却所内試験について情報提供がありました。

 研修会終了後には、農業・園芸総合研究所野菜部の「みやぎi3号」圃場、クラウン冷却試験圃場、種子繁殖型イチゴ試験圃場の視察見学も行われました。<

※当日,研修会に参加できなかった方のために,研修の動画を用意しております。
 動画をご覧になりたい方は,下の「お問い合わせ」から宮城県農業・園芸総合研究所 企画調整部 企画調整チームまでお問い合わせください。
 視聴が可能な場合は,ID・パスワードのお知らせメールをお送りしますので,ID・パスワードを確認の上,こちらをクリックしてください。

 宮城県農業・園芸総合研究所
  (企画調整部 企画調整チーム)
  〒981-1243 宮城県名取市高舘川上字東金剛寺1
  TEL:022-383-8118
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